学び直しに目覚めたセミリタイア 。
プログラミングの学習をきっかけに、近頃は技術書をよく読むようになりました。
技術書は学生にとっての教科書のようなものでしょうか。
考えてみれば、仕事の性格上、社会に出てから暗記してテストに備えるような学習はしてこなかったので、実に30年ぶりの教科書です。
技術書の選び方や使い方について考えみましょう。
情報は鮮度が命
知識を得るというよりは 、必要な文法や公式を理解し、使いこなせるようになり、専門用語を暗記するための技術書ですが、技術の世界は日進月歩。元々の印刷部数は少なく、年々新技術に追いつけと、改訂版が出されます。
なので、残念ながら図書館で拝借というわけにはいきません。
本屋の専門コーナーに行って、お目当ての技術書を吟味します。
巻末の印刷情報を見て、初版発行と改訂時期を確認しましょう。
情報量は充分か
多くの場合、初心者向けの導入部分しか記されていない多色刷りの余白だらけの本か、モノクロでギッシリと文字と公式が書かれた、いかにも専門書という本に大別されると思います。
探したくてもなかなかないのが、初心者からもう少しレベルアップするまで情報が網羅された本です。
専門書然とした本と比較しながら初心者向けの中でも情報量が豊富なものを選びます。
やっぱり見やすさが大事
おすすめなのは2色刷り(モノクロ+赤など)で余白の多いカラムがあるものです。
教科書として使うので、ばんばん書き込みもするし、付箋やドッグイヤーもするのでフルカラーは避けたいところです。
2色刷りなら著者の意図するポイントも伝わりやすく、蛍光ペンや多色のボールペンの書き込みがよく目立ちます。何しろ目にも優しい。
いくら情報量が充実していても、読み疲れて眠くなってしまっては台無しです。
それなりの価格
情報量多さと余白を求めれば、そこそこのページ数になり、当然お値段もそれなりになります。同じような内容のものを何度も買い換えることはないので、そこは納得しましょう。
ネットで安く買えればいいのですが、絶版になっていることも多いようです。
索引を使い倒そう
ITパスポートの授業で、講師がエクセルで準備してくれた単語集にはたいへん助けられました。
それを実感して以来、わからない用語につまずけば何しろ索引を引くようになりました。教科書を読んでは索引、過去問を解いては索引。なんなら索引を単語帳がわりに用語の暗記をしていました。
それからというもの、技術書に限らず読み切りの実用書なども、索引があれば最後に索引しまくります。読み飛ばしてしまったり、記憶に止めていなかったことの理解が深まり、高い知識の吸収と読破感を味わえます。
電子版は学習に不向き?
重たい技術書ですが、いまのところ電子版はやはり学習には向かないようです。
四季報も同じですが、狙ったページをぱっと開けるのが紙の良い所。
最近では書き込みができる電子楽譜が重宝されているようですが、タブレットでもそれなりの大きさとスペックが必要でしょう。
安価なデバイスが普及して、小学生の教科書問題を解決してくれるといいのですが、色々既得権がありそうですね。
いまさらなことばかりですけど、
呑気なセミリタイア 。。。