4月に求職支援訓練を修了し、その翌週末。
50代未経験のプログラマー志望という難題のわずかな足しになればと、「ITパスポート」試験を受けました。
訓練のカリキュラムに「ITパスポート」学科があり、訓練終了後に取得できる資格として任意受験の対象になっていたのですが、入校前の説明では資格取得のために本講義を受講する方はまずいない、ということでした。
もともと試験を受ける気もなかったのですが、講義が進むにつれてプログラミングにひかれ、それでもこの歳でWEB系エンジニアを目指すのがどれほど現実味のないことかは、業界現役の人気ユーチューバーやブロガーのコンテンツをのぞけばわかること。
求職活動のささやかな救いになればと、申し込んだのが3月の初めだったでしょうか。
その時点で既に4月中旬までの枠は埋まっていました。
講師曰く、資格取得は求職活動にプラスに働くが、受かりたければ少なくとも過去問題集を5年分は消化し、出題傾向と試験になれること。
幸いにして、「ITパスポート」の学科は初めの1ヶ月と最終月に集中していたのですが、自宅に帰ってからもほとんどの時間をコードを打つことに費やしていたので、ほぼ手つかずの状態です。
web製作の最終課題の提出後、残りの10日くらいで詰め込み作業をして試験に臨みました。
過去問題集を3年分(春、秋計6回)をこなし、残された時間はひたすら参考書の読み返しと暗記です。
業界ではごく基礎的な知識ばかりですが、未経験者には初めてのことばかりです。合格率は50%前後、合格のボーダーラインは60%以上の正解率です。
受験料が5,700円かかります。登録から申し込みまで専用サイトがあるので、興味のある方はご参考に。
解説付き過去問題集はこちらをご参考に。
試験当日、余裕を持って30分前に試験会場に到着。
そこである現実に直面します。
若者しかいない!
ちょっと考えればわかることですが、受験者のほとんどが業界駆け出しの若手たちなのです。
なんとも居住まいの悪い中、まさかこの受験者構成の中で合格しないわけには行かないという妙な気負いもあいまって、年甲斐もなく緊張してしまいました。
試験時間終了を待たずに、自信の面持ちでさっさと切り上げていく若者たちを尻目に、時間ギリギリまで見直しては迷い続けました。
正解率70%をなんとか超えて、辛くも合格です。
自慢するようなことでもなく、
なんとか次の道への足しになればと、