とある会社への応募書類をしたためて、セミリタイア は土曜日の郵便局へ。
右京区の郵便局はビジネス街でもないのに、いつもひっきりなしに利用者がやってきます。
来客用の駐車場で見かけたのは、ずいぶん懐かしいサニートラック。
これは珍しいと、じっくりと拝見。
外装
外装はつや消しのブラックで、最近はやりのマット系。
ところどころ缶スプレーかと思われるムラがあり、それもまた趣があり。
モール、バンパー、フェンダーミラー、ドアノブは当然メッキ仕様。
ホイールはハヤシレーシングでしょうか。
タイヤについたレトロなリボンは白の面影だけ残し、ほぼ茶色。
フロントグリルはメッシュ、丸目のヘッドライトは純正かそれとも付け替えたのか。
ヘタっているだけなのか、シャコタンなのかよくわからない足回り。
内装
Aピラーの三角窓が左右ともに少し空いているところを見ると、空調は効かないのでしょう。
ウッドのステアリングはNARDI、フロアシフトのマニュアル。
丸い三連メーターと押しボタンチューニングのラジオ。
ルームミラーは純正でとても小さくて、ダッシュボードにはモカシン風のベージュの生地が貼られています。
シートとドアの内張はらくだ色の皮張り。
いいっ!
どんなやんちゃなお兄さんが乗っているんだろう、いい人そうなら写真撮らせてもらおうかな、と思いをめぐらせながら、郵便局に入って書類を速達で送ります。
トランジスタグラマー
駐車場に戻ると、まだそこにはサニトラが。
車に戻ると程なく、向こうからお姉さんが。
前を見据えて歩く姿勢はとても芯が強そうで、とてもスタイルが良くて。
黒のスキニーとヒールでカツカツと地面をけり、そのたびにふくよかな部分が悩ましく揺れています。
まさかまさかと思うまに、サニトラの前へ。
キッとこちらをいちべつして、鍵を差し、ドアを開けて乗り込むと、1秒もかからずに走り去ったのでした。
社外であろうマフラーの、ゆるめにあそばせた振幅の大きい音だけがいつまでも遠くに聞こえるのでした。
ちょっとキュンとして余韻にひたるセミリタイア 。
また、微熱が。。。