私がよく言われたのは、
「リスクをとらないで利益を追求することは論理的にありえない」
「危険(リスク)を冒さずに利益を生むような虫のいい話はこの世界に存在しない」
ということです。
そして、リスクとは何か?
不労所得においてリスクとは、情報不足、認識不足をさします。
この本に出会ったのは2006年の初版でした。
当時はネット証券が盛んになり、証券会社も銀行も低い手数料を争った後に投資信託に勧誘してまた手数料を稼ごうと躍起になっていました。投資関連本は分散投資やドルコスト平均法がいかに素晴らしいことか、ばかりがうたわれていましたがその中で明らかに異色の装丁と内容でした。
一極集中投資こそ王道
分散するほどリスクは増える
お金に「よい金」「よくない金」はない
などの言葉に興奮し、投資熱が再燃したときの感覚をいまでも忘れません。
早速著者が会長をつとめるユナイテッドワールド証券に口座を開設し、始めたばかりの中国株を全て移管しました。
残念ながらまもなくリーマンショックで口座を整理することになりました。
ユナイテッドワールド証券はシステム障害を起こし、2008年に行政処分を受けることになりますが、中国・タイ・ロシア・マカオなど、株未開の地を切り開いてくれました。
とても懐かしいです。
現在はエイト証券に姿を変え、クロエという日本初のAIロボ・アドバイザーアプリをリリースしたと聞けば、ご存知の方も多いかと思います。
セミリタイア生活を始めるにあたり、お金について改めて考え方を整理するために、読み返してみましたが、充分に参考になると思いました。