腹ごしらえを済ませたチャリダーはひたすら坂道を登ります。
思えば、4月にロードバイクデビューをして以来どれだけの坂道を登ったことでしょう。それでも登った分だけ下り坂もあるので、それが醍醐味。
ようやくたどり着いたのは
「愛宕念仏寺」(おたぎねんぶつでら)。
766年に建てられ、「厄除千手観音」の名で厚く信仰されてきました。
本尊は、その御面の眼差しが左右対称ではなく、厳しさと優しさという仏の慈悲の二面性を表現していることから「慈面悲面の千手観音」と言われています。
戦時中に無住寺となり、台風災害により廃寺となっていましたが、昭和30年に仏像彫刻家西村公朝さんが住職を拝命し再興。京都一の荒れ寺の復興の始まりです。
寺門興隆を祈願して境内を羅漢(御釈迦様の弟子たち)の石像で充満させたいと、一般の参拝者の手で彫られた千二百躰の羅漢像が表情豊かに並び、人々の心を和ませます。
自分に似た羅漢が必ずいるんだとか。
さて、じっくり探してみましょう。
「 愛宕念仏寺」へのアクセス