梅小路の帰り道、中央市場の裏手にある一角をのんびりとチャリダー。
そこは日本初の官許の花街「島原」。
「大門」
島原の往時の名残をとどめる、島原入口の大門。
嶋原のでぐちのやなぎをみて
なつかしきやなぎのまゆの春風に
なびくほかげやさとの夕ぐれ 蓮月尼
「角屋」
島原の揚屋(現在の料亭)。
円山応挙・与謝野蕪村などの作品を蔵しています。
幕末には勤王の志士たちが会議を行い、新撰組が乱舞した場所。
「角屋もてなしの文化美術館」として公開されています。
「輪違屋」
丈夫や芸妓をかかえていた由緒ある置屋。
「観覧謝絶」はとても残念です。
「歌舞練場あと」
記念碑だけが残り、今はデイサービスが運営されている。
宝暦の むかしの夢は見は見つれ
夜半の投節 聴くよしもなし
「きんせ旅館」
揚屋から旅館となり、今は「IWASHI COFFEE」が営業されています。
次回ゆっくり寄らせてもらいます。
立ち寄りの温泉施設が数件あり、浴衣姿の観光客や地元のかたもちらほら。
11年目の京都。
まだまだ尽きない、散歩みち。。。