心もとないセミリタイア 資金。。。
今後の収入やインフレ率、投資の利回りの設定を変えては、幾度となく逃げ切り計算を繰り返しますが、再就職はせずとも、何かしらの収入源を確保しなければ人生100年はそう遠くない将来に破綻することでしょう。
ここでいうセミリタイア とは時間と場所の自由と現状の生活レベルを損なわない程度の経済的自由を確保するということです。
アルバイトで不足する資金を補うことも考えられますが、いずれ体力の問題に直面することは目に見えています。やって見たかった仕事を短期間体験するくらいにしておきましょう。
資金に余裕のあるうちに必要な知識と技術を身につけ、独立自営を視野に入れることも将来のために有効と考えます。
そんなこともあり、少し前にアントレに会員登録しました。
9月14日と15日の二日間に渡って東京ドームシティのプリズムホールでアントレフェアが開催されました。
ゲスト講演がとても充実していたこともあり、帰省がてら情報収集に出向きました。
ピンポイントでご紹介します。
- 杉浦太蔵氏「バカは活きる」プライドを捨てた男の人生から学ぶ自分らしさが活きるキャリア論
- 三戸政和氏「人生100年時代の個人M&A入門」サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい
- 藤原和博氏「戦略的モードチェンジのすすめ」
- 花井一寛氏「お金の話」開業・副業・パラレルキャリアを検討している人必見!
- まとめ
杉浦太蔵氏「バカは活きる」プライドを捨てた男の人生から学ぶ自分らしさが活きるキャリア論
サンデージャポンでおなじみの小泉チルドレンといえばおわかりですね。
名門ハーバード大学で日本史の講義が立ち見が出るほど人気と言います。
1600年・1868年・1945年のうち、その後の日本の歴史に最も影響を与えた年は?
この設問に対してビッシリとレポートを書くそうです。
講演会場でも若者が3人選ばれ、それぞれの年号に対する思いを1分間で発表します。
一番説得力があったものがリーダーに相応しいということです。
年金制度が崩壊寸前の今、2020年には社会保障の法改正が行われることでしょう。
環境変化に対応して生き残るポートフォリオワーカーたるには、リーダーシップ(アウトプットして共感を得る能力)を備え、まわりの期待にとことん応えることだと。
小林一三さんの名言から
「下足番を命じられたら、日本一の下足番になってっみろ。そうしたら、誰も君を下足番にしておかぬ」
三戸政和氏「人生100年時代の個人M&A入門」サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい
書店で気になっていた本の著者ということもあり、お話が伺えてちょっと得した気分です。
最近では経済誌にちょこちょこ記事が掲載されていますので、ご存知の方も多いのでは。
元兵庫県議会議員で、あの野々村竜太郎の同期とか!っというのはつかみのようで、幼少期の顔がにこるんにそっくりだ!っというのが駄目押しだそうです。。。
人生100年時代を見据えた資産形成のためには、全員が背伸びをした同一性社会を抜け出して資本家になろう。
いいと思います!
教育を受ける間の自分探しの他に、人生の半ばにあえて余暇をつくり、後半戦から引退までの自分探しをするという人生観は非常に共感できました。
実際、年間3万社が廃業するうちの半数が黒字廃業ということです。
なかにはこんなお話も
「六月社」は10万冊の雑誌を蔵書する業界では有名な図書館です。
ご高齢のオーナーは廃業を検討するも、雑誌の処分費用が工面できずに困っていたということです。(6月10日に営業終了)
需要の高い雑誌なら、もしも10万冊がメルカリで一冊100円で売れたら。。。
ご興味のある方は是非ご一読を
サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい 人生100年時代の個人M&A入門 (講談社+α新書)
藤原和博氏「戦略的モードチェンジのすすめ」
今回一番のお目当、藤原さんです。
グロービズ講演などであまりにも有名なので、ここで多くは語りませんが、ご存知ない方はホームページやyoutubeで是非調べて見てください。
MANABI MIRAI MEETING 2017 藤原 和博 氏 現在の高校生は、どんな未来を生きるのか? ~今後の未来の社会、生き方、働き方、そしてそれに向けた学び方~ - YouTube
あるセミナーの講師に紹介されてからハマってしまい、著書もほとんど読破しました。
生講演は今回が初めてで、とても楽しみにしていました。
さすが人気が高く、満席です。
わずか一時間の講演でしたので、ブレストは少なめかと思いきや、恒例のさだまさしの下りからブレスト3本だての密度の濃いおじ話でした。
とは言うものの、藤原さんのお話しは一貫している上にyoutubeでほとんど露出しているので、内容はいつものおさらいと言った感じです。
以下おさらい
AIが情報処理の仕事を根こそぎ奪っていくこれからは、情報編集力を磨いて稀少性の高いレアさ、かけがえのなさを身につけ、100万人に一人の存在になろう。
人生100年時代のエネルギーカーブを描くためのコミュニケーション能力を身につけ、新しいコミュニティにチャレンジしよう。
そのために肩書き抜きのキャッチフレーズを持とう。
藤原さんの著書は対象年代別に刊行されていますのでどれか一冊読めば十分です。
今回40代向けが新しく刊行されました。
花井一寛氏「お金の話」開業・副業・パラレルキャリアを検討している人必見!
花井さんはfreee株式会社の金融事業部の部長さんで、ご本人もパラレルキャリアで公認会計士をなさっているそうです。
個人事業の立ち上げや法人成り、確定申告と経理業務など 、お金にまつわるお話をいただきました。
退職後に収入が少なくても、将来の信用のために確定申告をしておいたほうが後々融資の信用になるとか。
基本的な事をまとめたハンドブックもいただけましたし、実際起業の際にはfreeeのソフトが大変役に立ちそうです。
まとめ
今回はゲスト講演にほとんどの時間を費やしてしまいましたが、期待以上の収穫がありました。QUOカードや書籍のプレゼントもあり、勉強になる上に参考書と足代をいただけたようで、お得感もありました。
フランチャイザーの出展ブースは出展者によってまちまちです。創業者やプレイイングマネジャークラスが説明していただけると納得感もありますが、担当のお兄さんやお姉さんクラスだと、商売の話に聞こえないことも。。。
それでも何社か興味深いものもありましたので、引き続き調べて見ます。
あまり狙いを絞りすぎるよりはランダムにいろいろな商売の話を聞くと、新しい発見があります。
次回は10月に大阪でイベントがあるので、早速申し込みました。
P.S.
9月15日、当日は矢沢永吉の69thツアー最終公演が東京ドームで行われていたこともあり、昼からそこいらじゅうに上下白スーツの方がいました。懐かしい一幕。。。