また一つ齢を重ねようとしています。
若い頃は仕事の都合でほぼ毎年、あちこち引っ越して回りましたが、としを重ねるごとに長くその土地に住み着くようになります。
京都に移り住んで丸10年になりますが、社会に出てから一番長く住んでいることになります。
セミリタイア にふみきる際、誰もが考えるであろう「持ち家か賃貸か」の問題については、すでに多くの方が検証しているので、今さらふれるつもりも無く。
ただ想うのは、終の住処について、どうあるべきかということです。
- 世間の俗から少しは距離を置けるくらいのましな人間になり
- 大切な人たちと疎遠にならない程度のところに
- もういい頃合いかなというときに移り住み
- 自分が口にするくらいのものを耕し
- 読書や音楽を楽しむ
やっぱり理想郷を求めているのでしょうか。
複数拠点で暮らすほどの経済力も体力もなくなっていくでしょうし。
都会に暮らせば独り住まいでも年間100万円。
あと何十年生きながらえてしまうやら。
そこで一つ、考えます。
近頃空き家問題が騒がれ出しています。
維持しきれないオーナーがタダでもいいから引き取って欲しいとか。
そんな空き家を引き取って、リフォームすれば、かなり安上がりになるんじゃないかと思ったり。
ある不動産投資家は、実際にタダ同然で引き取った一軒家を、よっぽど手のかかることは仲間内の業者に依頼して、ほぼDIYで仕上げては賃貸や売りに出し、荒稼ぎしているとか。
少し前に公開した不動産会社も、国策を看板に次々と田舎物件をリフォームしています。ホームページをのぞけば、なるほどその行程も見えてきて、勢いも業績もよく、期待値も高く。
そんな会社の株価とにらめっこしている自分の、なんと俗っぽいことか。。。
- あそこが痛いやら、アレルギーやらで常に何かの医者にかかり
- 雨が降っているからと車を出し
- あれがないといってはコンビニを使い
- たまにはと言いながら贅沢なものを食べたり、買ったり
- 一度つけたら寝るまでついているテレビ
「晴耕雨読」の日々はまだ遠く。。。