京都三条の「進々堂」さんでスペシャルな朝食をいただいた日の続きの話。
花園の「法金剛院」で蓮の開花を拝見した家族は、少し早めのお茶タイム。
八坂神社から二寧坂あたりを散歩したいというので、南座の裏に車を止めて、花見小路をぶらり。
ぎおん徳屋の本わらびもち
「本わらびもち」で有名な「ぎおん徳屋」さんで一服します。
幸いにしてインバウンド観光客が押し寄せることもなく、ひっそりとした佇まい。
のれんをくぐると、甘味通の上品なお客さん方が、静かに「本わらびもち」を愉しんでいます。
いただいたのは「抹茶わらびもち」。
氷を敷きつめた器に盛られたわらびもちは、箸でそっと持ち上げないと、伸びてしまってなかなか口まで運べないほどとろけています。
それをなんとか抹茶にからめ、あずきは後から口に含み、コラボします。
ひえっひえでとぅるりんとぅるりんのもっちもち、
くらいでは伝わらないと思うので、機会があれば是非召し上がっていただきたい。
「本わらびもち」はきな粉と和三盆黒蜜でいただきます。
「ぜんざい」は餅を焼きながら提供を待ちます。
金粉を浮かべた「ぜんざい」の神々しいこと。
箸休めの昆布の佃煮もたいへん美味しくいただきました。
気がかりなのは先日の花見小路の火事のこと。
幸いにしてケガ人や負傷者は無かったと聞いていますが、京都で食べ歩きをする者として、店舗の一日も早い回復とさらなる繁栄をお祈りします。