52回目を数えたプチリタイアの誕生日。
思いがけず、ツレが予約してくれたのは、
御所南にある小さな隠れ家レストラン
「Kyo gastronomy KOZO」さんです。
和食をベースに、フレンチや分子ガストロノミーの技法を取り入れた、新しいスタイルのコース料理をいただきました。
スペシャリテの「苔テラリウム」に始まり、「すだち果汁の液体質素」や「桜チップの瞬間燻製」などの技法をふんだんに散りばめた演出は、驚きの連続です。
ペアリングでいただいた日本酒も、珍しいものばかりでなく、どれも複雑なお料理の味わいを引き立て、素晴らしくマッチしていました。
これほどのお料理を、うまくお伝えする言葉を持たず。
みなさんの想像力で、是非ご堪能ください。
【苔テラリウム】
~雨粒したたる美山の苔庭~
フォアグラクリームとトリュフの香り
【スープ】
~蓮子浮かぶ、霧雨の池~
赤紫蘇と鱧、ズイキと焼きなすの冷製スープ
すだちの果汁の液体窒素をかけて
【前菜】
しめ鯖と彩りサラダ
炒りからすみのフィルム
三杯酢のドレッシング
桜のチップの瞬間燻製
【野菜の一品】
皮付きヤングコーンとホタテのソテー
ルッコラの泡バター
魚介風味の醤油ソース
雲丹、空豆、焼きオクラなどを添えて
【魚の一品】
穴子の蒲焼き
美山卵とフォアグラの出汁巻
山椒ソース
スナップえんどう、ズッキーニ
木の芽の卵
【肉】
~KOZO流 カツレツ~
最高級京都豚
焼きトマト 丸茄子
【ご飯】
真蛸と枝豆の生姜ご飯
じゅん菜と三つ葉の赤出汁
【デザート】
~紫陽花の季節に~
マカロン、ギモーブ、ゼリー
レモンの朝露の仕上げ
【焼き菓子】
KOZOおまかせ小菓子
【食後のドリンク】
一方堂の極上ほうじ茶
どちらのテーブルもそれぞれの記念日を祝い、店中が幸せと笑顔にあふれていました。
まだ若いオーナーシェフにはお料理だけでなく、素敵な体験をいただきました。
くされ縁の
こりずにツルむその想いに
今は唯々、感謝します。。。